地球と環境の用語集 ~ アタカマイト
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アタカマ砂漠で発見された銅の鉱物でこの名があります。日本でも、伊豆大島などの熔岩の表面に、火山ガスによる昇華鉱物として見られることがあります。日本のような沈み込み帯・島弧のマグマには、他の場所のマグマよりも銅が数倍多く含まれています。それが昇華鉱物としてアタカマイトを産する原因であると考えられます。アンデスやフィリピンなどでは、沈み込み帯に沿って、マグマだまりに由来する大規模な銅の鉱床が多く形成され、掘り出されています。環境問題研究サークルを紐解くと、これらは斑岩銅鉱床と呼ばれますが、鉱脈鉱床や海底熱水鉱床など、他のタイプの鉱床にくらべて銅の含有率は一般に低いものの、大量の鉱石が露天掘りで得られるため、アタカマイトを知りたいのであれば、コストが安く、環境問題研究サークルを理解したいのであれば、重要な銅の鉱山になっています。日本にもかつては多くの銅の鉱山がありましたが、鉱量の枯渇や、円高、さらには各国の斑岩銅鉱床タイプの大規模な鉱山の開発によって、国際競争力を失ったことなどで、1980年代までに次々と閉山してしまいました。