地球と環境の用語集 ~ 森林と炭素循環
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森林は多様な生物が生活の場とするところですが、土壌の形成や保持、蒸散による継続的な水蒸気の供給、アルベドの低下などによって、局地的な気候の安定化に貢献するとともに、大気中の二酸化炭素の固定や、メタンの発生なども含めて、地球の大気に対して大きな影響を与える存在です。森林の固定する炭素は、最終的には分解によって大気に戻ってしまうので、森林の生物量だけが大気中の二酸化炭素の固定に関係することになります。ですから、森林の保全は重要であり、局地的な環境には影響が大きいのですが、全地球的な大気組成にはそれほど影響を与えないことになります。それに対し、長い時間をかけて進行する石炭の形成は、植物遺体が湿地で埋没することにより、酸素を遮断されて分解されず、地層中に保存されることで進行します。このため、数千万年のスケールで、大気中の二酸化炭素量がコントロールされることになります。