地球と環境の用語集 ~ 堆積盆地
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地層が広範囲に厚く堆積する場所を、堆積盆地と呼びます。堆積盆地ができるためには、陸域に近く堆積物の供給が多い場所で、継続して沈降が起こる場所でなくてはいけません。このような条件がそろうのは、きわめて限られた場所になります。大陸分裂の際に、マントルの上昇流によって大陸地殻がちぎれる場所では、地殻には3方向の裂け目が入り、その裂け目では地殻が幅広く引き延ばされるとともに、マグマの活動も起こります。3本のうち2本は大陸地殻がちぎれて海になり、中央には海嶺が出現し、海洋地殻を生み出すようになって、その両側に分かれた大陸が、互いに遠ざかっていくことになります。残りの1本の裂け目は、通常あるところで拡大を停止します。このような場所は地殻が薄くなり、周囲に比べて低くなって大量の堆積物が流れ込みます。また、海洋の縁辺に位置して生物生産が高まり、大量の有機物が堆積物の中に入ります。このような窪地はフェイルドリフトあるいはオラーコジンと呼ばれ、大規模な堆積盆地をつくる場所となり、また大規模な油田の候補地となります。世界の大規模な油田の多くは、中生代以降の大陸分裂で分かれた、各大陸の輪郭の屈曲点や縁辺部に位置することが多いのも、ひとつにはこのメカニズムが関係していると考えられます。